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b.庭園・参道等8F11A2474栃木県日光市輪王寺逍遥園.JPG

Bestshot10
第16回​ ​石仏・野仏

小林一茶の「のべの梅 かじけ仏の ましましける」という句があるというが、これは冬には野にある凍えた仏も春を迎れば、きっとよい境遇にもなるのでは、という寓意がある句だという。それに応じたように水原秋櫻子は「稲の香に むせぶ仏の野に立てり」と詠んでいる。野仏・石仏は日本の原風景の重要なファクターだが、明治の廃仏稀釈政策や耕地整理で、その姿は片隅に追いやられたり、失ったりしている。でも記憶にとどめておきたい日本の風光のファクターだ。2014年3月12日

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