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Bestshot10
第36回灯台孤高
日本の津々浦々には、沿岸灯台と防波堤灯台を合わせ約3000基の灯台がある。現況は、全地球測位システム(GPS)など航海計器の発達もあり、徐々に姿をなくしつつあるという。また、かつては250以上の灯台に灯台守がいたが、2006(平成18)年までにすべて廃止され、自動化された。私の世代では若山彰の「俺ら岬の 灯台守は・・・」で始まる「喜びも悲しみも幾歳月」や唱歌の「灯台守」によって、その厳しい自然環境やそこを守る人々の労苦を知り、灯台のイメージも作られた。現在は自動化システム化された灯台だが、ただ、今訪ねても、人里離れた険しい海食崖などの上に立つことも多い沿岸灯台にも、また、外海の波に立ち向かう先陣のような防波堤灯台にも、なにやら、困難な戦いに孤高に挑む勇者を見るような気がしてならないのは私だけだろうか。その灯台への思いを写真に収めてみた。
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