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Bestshot10
第25回​ ​蔵の造形

蔵は、貯蔵庫という意味では、人類の歴史とともに歩んできたが、我々がイメージする日本の蔵は漆喰塗の土蔵だろう。いわゆる土蔵は、城郭の堅固化が進む、中世末あたりから増えはじめ、近世に入ると市街地の発展とともに防火性、気密性、耐久性から貯蔵庫だけでなく、見世蔵、醸造蔵など多くの用途に利用されるようになったという。同様の造りで、建築石材の産地の周辺地域では、大谷石などの石蔵もあり、近代に入ればレンガ造りも増えてくる。用途の拡大とともに、地域における用途の特性や気候に合わせた造形が生まれ、装飾性が高まった。日本各地で見た、そんな蔵を取り上げてみた

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