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Bestshot10第44


都道府県別③青森県       


 

「みちのく」「陸奥」という地名呼称は古くは東北地方全体を指したが、大和朝廷や武家政権が拡大していくなかで、「陸奥」は徐々に現在の青森県の地域を指す言葉としても使われるようになった。「みちのく」の語源は「道の奥」の意味だとされ、「陸奥」はそれが転じたもので語義としては同じだという。この地名は京都の視点からの言葉で、この地域において蝦夷の勢力が強かった時代の感覚から生まれた言葉なのだろう。つまり、この地名と呼ばれたのは京都、すなわち中央目線だったといえよう。そのなかで青森県西部は「津軽」とも称される。これは津軽藩の支配下だったからではあるが、この「津軽」の語源には諸説あるものの、もともとはアイヌ語からだとされる説が有力だ。
 このように青森のみならず、東北にはアイヌ語などを語源とする地名も多いとされる。つまり、こちらは中央目線ではなく、その土地柄に応じ、生活に根付いた地名がいまも存在しているということなのだろう。こればかりではなく、青森にはこうした中央目線ではない奥深い歴史やそれを育んだ自然環境がある。それは、まさに観光資源が豊かだともいえるのではないか。


 

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